Monday, October 01, 2007

 

プレゼンで気づいたクロスカルチャー

この週末はシェフィールド大学の試験で試験官をしていました。
試験では、筆記試験と口答試験それから聴解とあるんですが、MAコースになると
プレゼンテーションの試験があり、その試験官をしていて思ったこと。

オーディエンス(聴衆)はあくまでも私達日本人、プレゼンテーションは当然日本語でするわけですが
たとえ日本語でうまくプレゼンテーションできても、態度が大きかったり(ポケットに手を突っ込むとか、やけにのけぞっていたり、足を投げ出して座る)すると、どうもしっくりこない。じっくり向き合って話を聞こうという気がなくなることに気づいた(もちろんこれは試験なのでそういうことはないですが・・・)
日本語で日本人相手にプレゼンテーションをするときには、言葉の言い回しにしても、態度にしても、やはり謙虚さがあったほうが、すんなり入っていけるし、訴えかける力も強い。

以前、英語でのプレゼンテーションの仕方の訓練のクラスを取ったときは、アイコンタクトの仕方や自分を大きく見せ、自信を大きくもっているような大きい態度をするようにという練習をした。
そのときは、よく日本人がする手を前で組むのは自信がなさそうだから、ポケットに手を突っ込んでみたり、なるべくジェスチャーを大きく身振り手振りで訴えかけろ。と言われた。確かにそのほうが説得力があった。
でも、日本語でプレゼンをするときに、そういう態度をとられると、逆にカチンとくる。
手を前で組むのは効果的に資料がつかえないというのもあるが、日本語のときは、手持ちぶたさのときは、手を前で組むのも謙虚でいいかも。。。と思ったわ。

やはり、言葉=文化や習慣というのは切り離せないものだから、やっぱりプレゼンテーションするときにも
オーディエンスによって、プレゼンするほうはスタイルを変えたほうが絶対に成功すると思ってる。

ちなみにアイコンタクトですが、日本では、じーっと相手の目を見ると攻撃的にとられてしまうから
できれば、目の下のところから鼻の辺りまでの三角ゾーンを見ながら話したらベストだそう。
逆に、欧米では(アジアはどうなんだろう?)相手を真正面から平均で10秒くらいみるといいということ。
10秒目をあわせっぱなしって意外と長くて恥ずかしいてしってました?

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