Monday, October 08, 2007

 

風呂敷

先日東京出張に行き、友達の誕生日プレゼントを買うために むす美 という風呂敷屋さんに立ち寄った。そこでは最近の和デザインと思われるかっこいい風呂敷があり、もともとスカーフとかハンカチが大好きな私はすっかりハマってしまった。
もとはと言えば幼馴染が結婚のお返しに唐長という風呂敷をくれたのがきっかけで、あまりの光沢感と美しさに魅力を感じたのが始まり。

最近の和モダンデザインだと思っていた風呂敷の柄は実は1000年も前から続く伝統的な文様ということをお店の人から聞き私はすっかりその魅力に取りつかれてしまい結局お店の人と一時間近く話し込んでしまった。

文様にはそれぞれ意味があり、その文様のほとんどすべてが自然のものに対して思いを託した思いを文様にしたという。

典型的な「鶴と亀」の文様は元々は中国から伝わってきたときには「鳳凰と亀」だったらしいが日本では「鶴」となったらしい。
また、鯉も中国では龍でどちらとも、上昇するように上へ上へ上がるようにという思いがあると聞いた。だから鯉のぼりもそういう願いが込められているんだと。

縞々模様もただのストライプだと思ったら大間違い。縞々には末永く繁栄してきますように。どこまでも続きますようにという願いが込められているらしい。

家紋にしてもすべてそういう願いを込めてつけられている。

もうひとつ感銘を受けたのは、風呂敷一枚、文様一つ一つのデザイン。
”間のとりかた”がすばらしいとお店の方がおっしゃっていたのだけど
本当にそう。
西洋ではデザインは左右対称。でも日本では必ずしも左右対称ではない。
これは、フラワーアレンジメントといけばなの違いにもあらわれているのではないかなあ。

これからはスカーフフェチではなくて、風呂敷フェチになりそう・・・

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